受信:2002-01-12
種類:ウイルスデマ「sulfnbk.exe」
流通経路:PC
匿名の方からタレコミ。ありがとう。
「侵入」と「進入」を間違えたウイルスのお知らせ。ウイルスを「ヴィルス」と書くところなんざ、ものを知っているのか知らないのか微妙なところ。文章は全くのデマです。騙されないように。ZDNetの記事では「2001年5月から6月にかけ,米国を中心として大量に流れていた
」そうだが、今頃になって和訳されて登場したそうだ。シマンテックのサイトには、ウイルスの起源やファイルの解説、騙されてファイルを削除した場合の復旧方法なんかも詳しく書かれている。また、情報処理振興事業協会(IPA)セキュリティセンターにも解説とメール本文が載っている。ウチに来ているヤツとはちょっと違うので、転送されているウチに誰かがアレンジしたんだろう。
まんまと騙された人はこれから、ウイルスのメールは鵜呑みにせずに、IPAやトレンドマイクロ、シマンテック、マカフィーなどを見て、ウラを取るようにしましょうね。
ところで、俺の手元にあるWindows 95ノートを調べたら「sulfnbk.exe」という ファイルは見つからない。もともとなかったみたいだ。タレコミをいただいた方も見つからなかったとか。「sulfnbk.exe」はWindowsののロングファイルネーム復元ユーティリティで、削除してしまうと「Windowsのトラブルを招くおそれがある」とIPAやZDNetでは書いている。でもシマンテックのサイトでは「復元するかどうかは任意」と、別に害はないような口振り。でも削除したって事は、ロングファイル名を使えないってことだろうから、あったほうがいいんだろうなぁ。
Subject: Fw: 緊急連絡 緊急事態 お正月早々に申し訳ございませんが、私の知り合いの方のパソコンに ウイルスが進入いたしました。 アドレスリストに入っている人全員に、自動的に感染してしまうと いう悪質なウィルスです。 ウイルスに先にかかった知り合いのアドレスリストに、上記の方のアドレスが あったのでその方も感染しました。 ですからみなさんのコンピューターの中に既にウイルスがいます!!!! 十四日間は眠っているのですが、それを過ぎてしまうとハードドライブを 壊してしまいます。 私もこのメールを受けたときはびっくりしました、そして実際に検索した所、 そのファイルがあり下に表示してあるステップに従ってウイルスを駆除しました 本当に申し訳ないんですが、今直ちにウイルスを駆除してください。 そしてあなたのアドレスリストにある人は既に感染していますので、 このメールをリストにある全員に送っていただけないでしょか、 本当に申し訳ございません。 1. スタートメニュー → 検索 → ファイルやフォルダ 2.検索条件の名前の欄に”sulfnbk.exe”と打つ − これがヴィルスの名前 3.探す場所はCドライブであることを確認する 4.検索開始を押す 5.検索結果で見つかったファイルが黒いアイコンであれば それがヴィル。 ファイル名が”sulfnbk.exe”であることを確認する 絶対に開かないで ください!! 6.そのファイルを右クリック → 「削除」 7.ごみ箱に移してもいいですかというメッセージが出てくる → 「はい」 8.デスクトップ(一番最初の基本画面、全てのアイコンがある画面) に行っ て、ごみ箱のアイコンを右クリック → 「ごみ箱を空にする」 9.もしこのヴィルスがあなたのコンピューターから検出されたらあなたの アドレスに入っている人全員にこのメールを送ってください。 それがこのヴィルスのシステムです。 10.もし検索でこのヴィルスが検出されなかった場合は「新しい条件」でもう一度 検索。 感染してしまったらやばいので。 ということですので、 急いで削除をお願いします。 だそうです。 私もチェックしてみたところ、そのファイルが出てきました。 申し訳ございません。 大変お騒がせしましたこと、心よりお詫びいたします。